認知心理学は、人間が持っている高次認知機能について理解しようとする学問として発展してきました。
外側から受け取る情報について人間がどのように認知し、行動するのかといった研究が本格化してきました。
認知心理学が本格化してくるとともに、サブリミナル効果という心理学用語が多く語られるようになりました。
サブリミナル効果とは人間が持っている知覚の閾下に対する刺激をいい、閾下知覚の作用を表す言葉です。
サブリミナル効果は、1985年に起こった「ジェーダス・プリースト事件」によって、世間へ浸透するようになりました。
ジェーダス・プリースト事件は、イギリスで販売されていたヘビーメタルの楽曲を逆再生することで、自殺をうながすようなメッセージが聞こえるというものでした。
その楽曲を聴いた青年が心中自殺して、遺族は楽曲提供側を告訴しましたが、結果的に楽曲が死の直接的な原因であるとして断言することもできないということで、訴えは退けられました。
普段通り生活しているだけで、閾下刺激による被害を感じることはできません。
認知心理学的な言葉を使えば本来、人間の認知行為は何かしらの刺激を受け、認知することで行動に移すという関係性が成り立っています。
しかしながら閾下刺激では、人間が刺激を認知していないにもかかわらず、何かしらの行動を起こしてしまいます。
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認知心理学閾下刺激は認知心理学の根本的な関係性が成り立たない現象として、古くから研究対象として注目されてきました。
日本をはじめとして多くの国で、サブリミナル効果のある映像などを挿入することは禁止されています。